徳島市立高校の受験対策!基本からすべて解説
徳島市立高校は、徳島県の中でも優秀な大学進学実績を残しているほか、部活動も非常に盛んな高校です。
読者の方の中には、徳島市立高校を目指しているものの、具体的にどれくらいの学力が必要なのかや、どのような受験勉強を行うべきか分からない方も多いでしょう。
本記事では、徳島県でトップクラスの高校進学実績を誇る四国進学会が、徳島市立高校の概要や入試情報を網羅的にご紹介するとともに、徳島市立高校に合格するためにやるべき対策を徹底的に解説します。
徳島市立高校に進学することを希望している方は、ぜひ本記事を参考にしてください。
徳島市立高校の概要・基本情報
徳島市立高校の概要や基本情報は、下記の表の通りです。
開校 | 昭和37年 |
偏差値 | 理数科:72 普通科:55 |
アクセス | 〒770-0872 徳島県徳島市北沖洲1丁目15−60 バス停「市立高校前」徒歩数分 |
卒業生の 主な進学先 | 国公立大学:徳島大学、鳴門教育大学ほか 私立大学:立命館大学、近畿大学ほか |
ここからは、徳島市立高校の概要について具体的に解説します。
二学科から選択して受験する
徳島市立大学では、普通科と理数科が設けられており、それぞれで異なる授業が展開されています。
普通科では、2年次から国際コースと科学コースに分けられ、それぞれで自身の興味関心のある教科に力を入れた授業を受けることが可能です。
理数科クラスは8クラス中1クラスとなっており、理数科に進学すると、3年間同じクラスメートと過ごしながら高校生活を送ることになります。
理数科は徳島県下でも屈指の偏差値であり、東京大学や医学部をはじめとする難関大学に進学する卒業生も非常に多いです。普通科では受けられないオリジナルカリキュラムによって、常に学習意欲を高められる環境が整っている点も理数科の大きな特徴と言えるでしょう。
徳島県下No.1の偏差値
先述した通り、理数科の偏差値は72とされており、徳島県下でもNo.1の偏差値を誇っています。東京大学や京都大学、医学部に進学する卒業生も多く輩出しており、可能性を広げられる高校・学科と言えるでしょう。
また、普通科の偏差値も55であり、標準(一般的)以上の学力を有しています。卒業生の多くは国公立大学である徳島大学や、鳴門教育大学への進学を決めていることから、国公立大学への進学を狙える質の高い授業を受けられます。
英数クラスの偏差値
普通科の学生のうち、一部の優秀な生徒は「英数クラス」と呼ばれるクラスに進学します。英数クラスでは、普通科と比べて高いレベルの授業が展開されており、例年多くの国公立大学に進学する卒業生を輩出しています。
詳しくは後述しますが、英数クラスに入るには、学内の実力テストで上位80人に入ることが最低条件です。普通科の偏差値が55であることを考えると、英数クラスに入るには、偏差値60〜65程度が必要です。
行事が楽しいと評判
徳島市立高校は、学校行事が非常に盛んに行われています。文化祭では、ホールでの吹奏楽部の演奏や演劇が行われ、学内には各クラスの出店が立ち並びます。学外からも人を招きつつ、毎年大盛況であることから、非常に人気のある行事の一つです。
また、体育祭も複数の競技が行われるとともに、伝統のフォークダンスも開催されています。参加者はもちろんのこと、見る側にとっても非常に楽しいと感じる時間を過ごせるでしょう。
これらの行事のほかにも、各学年で複数の行事が用意されているため、充実した高校生活を過ごすことが可能です。
徳島市立高校の進学実績
徳島市立高校は、徳島県の中でも最高クラスの偏差値を誇る理数科を有しており、難関大学や医学部に多数の卒業生を輩出しています。
また、普通科の偏差値も55であり、標準よりも高い水準の学力を持つ生徒が集まっています。普通科から国公立大学に進学する生徒が数多くいることからも、非常に進学実績としては高いと言えるでしょう。
徳島市立高校における、二学科別の主な進学実績は下記の表の通りです。
理数科 | 東京大学、京都大学、大阪大学、神戸大学、その他医学部・医科大学 |
普通科 | 徳島大学、鳴門教育大学 |
徳島市立高校に合格するボーダーラインと合格点は?
徳島市立高校に合格するためのボーダーラインと合格点については、二学科のいずれを受けるかによって異なります。
普通科は偏差値が55程度であるため、中学内の学力テストにおいて、5科目合計で320〜350点程度の学力が必要とされています。
一方で理数学科となると、非常に高い学力が求められるため、5科目合計で450点以上を目指すことが必要です。
特に、令和5年度から徳島市立高校の理数科には、傾斜配点が採用されるようになっています。傾斜配点とは、同一の設問数であるにもかかわらず、科目間で配点の違いを設けることです。
数学・理科・英語の点数の比重が高いことから、この3教科における苦手な部分は事前に潰しておく必要があるでしょう。
なお、理数学科を受験する場合は、独自の筆記試験に加えて面接も必要となるため、学力だけではなく、適切に面接官とやりとりを行う論理的思考力等も必要です。
当然ながら、徳島市立高校に合格するには内申点も必要です。日々の学校生活を規則正しく過ごすとともに、定期試験で十分な点数を取って、高い評定を取れるように心がけましょう。
徳島市立高校のクラス分けテストとは?
徳島市立高校の普通科には、先述したように英数コースが設けられています。英数コースとは、高い学力を持つ普通科の生徒が入るものであり、普通科よりも高いレベルの授業を受けることが可能です。
多くの国公立大学への進学者を輩出していることから、非常にレベルの高いコースであることが分かります。
その英数コースに入る生徒を見定めるために設けられているのが、クラス分けテストです。
年度によっても異なるものの、英数コースに入るためには、基礎学力テストで少なくとも上位80人に入る必要があります。
普通科から英数コースに入り、ハイレベルな環境で学びたいという方は、まずは基礎学力テストで上位80人に入れる学力を身につけることが大切です。
徳島市立高校の評判
徳島市立高校の評判は非常に良好であり、在学生・卒業生はもちろんのこと、近隣の住民の方からも高い評価をもらっています。
多くの国公立大学生を輩出している進学校であるにもかかわらず、全国大会に出場するレベルの部活動があったり、課外活動の設備が充実していたりするため、充実した高校生活を送れるでしょう。
校風も自由であることから、のびのびと活動できたという卒業生も多く、高校の中で自分のやりたいことを行いながら、学業にも集中したいという方におすすめの高校です。
徳島市立高校の受験に合格するための対策
徳島市立高校に合格するためには、下記の対策を行うことが大切です。
- 普通科の場合はボーダー350点以上を目指す
- 理数科の場合は専門教科の対策を強化する
- 過去問や例年の問題傾向を把握する
- 学習塾に通って偏差値を高める
それぞれ順番に解説します。
普通科の場合はボーダー350点以上を目指す
先述した通り、普通科の場合は中学内で行われる基礎学力テスト等で、5教科350点以上の学力を身に付けることが大切です。
このボーダー基準はあくまで目安であるため、自身が受験する年度の受験生の学力が高ければ、基礎学力テストで350点を取れていたとしても、不合格になる可能性は大いに考えられます。
5教科350点を最低ラインとして考え、その点数に足りていない方は、まずはボーダーラインに乗るように勉強することが大切です。すでに超えている場合は、確実に合格するためにも、より高得点を取れるように学習を継続しましょう。
理数科の場合は専門教科の対策を強化する
理数科では、非常に高い学力が求められる上に、令和5年度から傾斜配点が導入されます。
徳島市立高校における傾斜配点は下記の通りです。
国語 | 100点 |
数学 | 125点 |
理科 | 125点 |
社会 | 100点 |
英語 | 150点 |
合計 | 600点 |
上記表を見ても通り、数学・理科・英語の配点比率が高くなっています。
そのため、この3教科の対策を十分に行う必要があります。
また、徳島市立高校の理数科では面接が設けられており、その面接で理数関連の質問が投げかけられても不思議ではありません。
中学範囲までの学習だけではなく、理数関連の時事問題などにも触れつつ、総合的な知識を養っておく必要があるでしょう。
過去問や例年の問題傾向を確認する
二学科のいずれを受験する場合でも、過去問に取り組み、例年の問題傾向を確認することは非常に大切です。
闇雲に受験勉強をしてしまうと、過去の傾向上力を入れるべきでない箇所に時間を費やしてしまったり、どれくらいのレベルを目指すべきかがわからなくなったりしてしまいます。
徳島市立高校を志望校とすることが決定したら、まずは徳島県立高校入試の過去問を一覧し、どのような問題が出題されているのかを分析することが大切です。
また、過去問を実際に解いてみることで、自身の学力や苦手としているポイントを明確に把握できます。
これらを把握した上で受験勉強を行うことで、苦手な箇所を集中して勉強するなど、効果的な勉強を行えます。
学習塾に通って偏差値を高める
徳島市立高校は、二学科ともに優秀な生徒が集まるため、高い偏差値が求められます。徳島市立高校を目指しているものの、学力面で不安を感じている方も多いのではないでしょうか。
学力面に不安を感じている場合は、学習塾に通って効率の良い勉強を行い、偏差値を上げる取り組みを行うことを推奨します。
徳島県下におけるトップ高校への合格実績が多数ある四国進学会では、長年をかけて徳島県立高校入試を研究してきた膨大なデータベースと、完全社員のハイレベルな講師によって、生徒の志望校合格をサポートします。
徳島市立高校の理数科はもちろんのこと、その他難関校である城東高校や脇町高校への合格実績も多数ありますので、徳島市立高校合格への最短距離を求めている場合は、ぜひ四国進学会にご相談ください。
まとめ
本記事では、徳島市立高校の概要や合格するためにやるべきことについて網羅的に解説しました。
徳島市立高校は理数科を中心に優秀な学生が揃っており、大学合格実績も非常に豊富です。また、学業だけではなく、部活や各種行事も盛んに行われているため、充実した高校生活を送れるでしょう。
ぜひ本記事を参考に、徳島市立高校に合格し、充実した高校生活を送れるように受験勉強を行ってみてはいかがでしょうか。