徳島北高校の受験対策!これで合格に近づきます
徳島北高校は、徳島大学医学部などの医学部進学者を輩出しているほか、県内外への国公立大学進学実績を残している高校です。
文武両道を目指した教育姿勢から部活動も非常に盛んであり、学業と部活動を両立させて、充実した学生生活を送れる学校として高い評価を得ています。
また国際英語科は、将来国際的な場での活躍を目指している方にとって理想的な学習環境が用意されています。
徳島北高校を目指しているものの、具体的にどのくらいの学力が必要なのか、どのように受験勉強を進めればよいのか悩んでいる方もいるでしょう。
本記事では、四国進学会が、徳島北高校の概要や入試情報を網羅的にご紹介するとともに、徳島北高校に合格するためにやるべき対策を徹底的に解説します。
徳島北高校に進学することを希望している方は、ぜひ本記事を参考にしてください。
徳島北高校の概要・基本情報
徳島北高校の概要や基本情報は下記のとおりです。
沿革 | 1997年(平成9年)開校 |
偏差値 | 普通科:57 国際英語科:68 |
コース編成 | 【普通科】 1年:全員同じ教育課程 2年次、3年次:人文コース、理数コース 【国際英語科】 1年:全員同じ教育課程 2年次、3年次:ヒューマニティコース(文科系)、サイエンスコース(理科系) |
アクセス | 〒771-1153徳島市応神町吉成字中ノ瀬40-6 TEL.088-698-8004/FAX.088-698-8184 JR勝瑞駅から徒歩2分 |
卒業生の 主な進学先 | 国立大学:徳島大学、東京外国語大学ほか 私立大学:近畿大学、関西学院大学ほか 公立大学:都留文科大、神戸市外国語大ほか |
また、徳島北高校を受験する方が押さえるべきポイントは下記のとおりです。
- 普通科と国際英語科が存在する
- 国際英語科は難易度が高い
- 徳島北高校の偏差値
- 文武両道を掲げている
それぞれ順番に解説します。
普通科と国際英語科が存在する
徳島北高校では、普通科と国際英語科の2学科があり、それぞれの学科において、異なる教育課程が設けられています。
普通科の教育課程
普通科では、1年次に共通の教育課程を行います。2年次から人文コースと理数コースに分けられ、自身の進路や重点的に学びたい科目、専門性を考慮したコース選択が可能です。
また、3年次では、人文コース、理数コースともにA・Bに分かれて、より進路目標に応じた授業を受けられます。
国際英語科の教育課程
国際英語科では、1年次の共通教育課程ののち、ヒューマニティコース(文科系)、サイエンスコース(理科系)に分けられます。独自の英語専門科目の設定もあり、将来の目的に合わせて実践的な英語学習を受けることが可能です。
国際英語科は、将来的に世界で活躍する人材の育成を目的としているため、本気で英語を学びたい方にとって、実践的な英語を学べる環境が整っていると言えるでしょう。
国際英語科は難易度が高い
国際英語科は、徳島県内でトップレベルの英語学習ができる学科と知られており、毎年優秀な学生が集中して受験するため、合格する難易度は極めて高いと言えます。
例年、入学募集人員も40名と少ないうえ、徳島県内全域から「本気で英語学習に取り組みたい」と考えている熱意の高い学生が集まります。そのため、国際英語科の偏差値は、普通科と比較して10程度高いのです。
また、国際英語科の教育課程では、英語を生かして世界で活躍するグローバル人材の育成を目的にしています。
国際英語科の定義するグローバル人材とは、「世界中どこでもだれとでも課題を主体的に解決できる人材」のことです。
入学後は、学力だけでなく、英語を使ってコミュニケーションを取り、積極的に行動する力も求められます。そのため、英語の成績が良いだけでは、国際英語科への進学は難しいと言えるでしょう。
徳島北高校の偏差値
徳島北高校の偏差値は、普通科と国際英語科で大きく異なります。
普通科の偏差値
普通科の偏差値は57とされており、合格には標準以上の学力が必要です。
普通科の卒業生の多くは、国公立大学である徳島大学や鳴門教育大学へ進学していることから、国公立大学への進学を目指せる質の高い授業を受けられるでしょう。
国際英語科の偏差値
国際英語科の偏差値は68とされており、徳島県内トップクラスの偏差値です。
世界で活躍するグローバル人材の育成を目的とした教育課程では、語学研修や英語弁論大会・ディベート大会等への参加といった活動を積極的に実施しています。
卒業生の進学先では、徳島大学や東京外国語大学への進学のほか、オーストラリアの国立大学の推薦指定校になっており、英語学習を中心とした環境で質の高い授業を受けられます。
文武両道を掲げている
徳島北高校では、学校経営の基本方針として、「確かな学力」「豊かな心」「健やかな体」を身に付け、社会に貢献できる人間の育成を掲げています。
志願してほしい生徒像として、学習活動のみではなく、部活動を両立させて積極的な学生生活を送りたいと考える生徒を募集している点からも、文武両道を目指した教育姿勢が伺えるでしょう。
部活動は、体育部が16、文化部が14あり、どの部活動も日々積極的な活動を行なっており、それぞれで良い成績を残しています。
特に、陸上競技部・野球部・サッカー部は、毎年県大会等で好成績を収めています。
学業だけでなく、文武両道を目指して、部活動にも一生懸命取り組みたいと考えている学生にとって、充実した学生生活が送れる学校と言えるでしょう。
徳島北高校の進学実績
徳島北高校は、徳島大学医学部、大阪医科薬科大学などへの進学のほか、県内外の国公立大学に多くの卒業生を輩出しています。
普通科でも偏差値57であり、標準以上の水準の学力を持つ生徒が集まっており、大学進学する生徒が数多くいることからも、進学実績の高さが伺えます。
徳島北高校における主な進学実績は下記の表のとおりです。
主な 国立大学 | 徳島大学、神戸大学、筑波大学ほか |
主な 公立大学 | 京都府立大学、神戸市外国語大学、都留文科大学ほか |
主な 私立大学 | 早稲田大学、徳島文理大、関西学院大ほか |
医・歯・薬各学科 (国公立) | 徳島大学医学部、大阪医科薬科大学ほか |
また、オーストラリアの国立大学の推薦指定校になっており、そちらへの進学も可能です。
徳島北高校に合格するボーダーラインと合格点は?
徳島北高校に合格するためのボーダーラインと合格点については、普通科または国際英語科のどちらを受けるかによって異なります。
普通科は、偏差値57とされているため、中学内の実力テストにおいて、5科目合計で320〜330点程度の学力が必要と考えられます。
国際英語科は、偏差値が68と極めて高く、高水準の学力が求められるため、5科目合計で450点以上を目指すことが必要です。また、特に英語への十分な対策が必要です。
いずれにせよ、ボーダーラインはあくまでも目安であるため、点数が足りている場合でも、確実に合格を目指すためにより高得点を取れるように学習を継続しましょう。
偏差値60はどのくらいのレベル?
偏差値とは、自分のテスト結果から今の学力レベルがどの程度かを相対的に判断するための指標です。
テスト結果の全体平均点を偏差値50として、自分のテスト結果が平均点を超えていれば高くなります。
偏差値60以上は、テスト受験者の上位15.87%とされています。つまり1,000人テストを受けた場合であれば、158位以内に入れなければなりません。
偏差値60は、決して簡単に超えられる数値ではないことを押さえておきましょう。
徳島北高校の偏差値ランキングは?
徳島北高校の偏差値ランキングは、学校全体で判断した場合であれば、徳島県内3位、徳島県公立校3位とされています。
普通科の偏差値ランキングは、徳島県14位、徳島県公立校12位とされています。徳島県内には高校が85校あるため、普通科のランキングで見た場合でも、徳島北高校は上位校に含まれます。
国際英語科は、徳島県2位、徳島県公立校2位と非常に高く評価されており、ランキングから見ても国際英語科の合格難易度が高いと分かるでしょう。
徳島北高校の受験を希望する場合は、どちらの学科を選ぶかによって目標とする学力レベルが異なり、学習計画も学科に合わせて考えていくことが非常に重要です。
徳島北高校の評判
徳島北高校の評判は非常に好評であり、在学生・卒業生はもちろんのこと、近隣の住民の方からも高い評価をもらっています。
学業面では、多くの国公立大学へ卒業生を輩出しており、進学を目指した学習環境が整っています。また、部活動についても活動が盛んで、文武両道を目指した学生生活が送れるでしょう。
校則で頭髪や服装、アルバイトは原則禁止といったルールはありますが、生徒の主体性を重んじているため、自由に伸び伸びと活動できる高校であると感じる方が多いようです。
学校行事も盛んで、球技大会、体育祭、文化祭などが行われています。これら行事も生徒主体で進めていけることが多いため、自主的に行動することで、より学生生活を充実して過ごせると評判です。
徳島北高校の受験に合格するための対策
徳島北高校の受験に合格するためには、下記の4つの対策を行うことが大切です。
- ボーダー330点以上を目指す
- 英語に力を入れて対策する
- 過去問を中心に対策する
- 徳島北高校の進学実績が多い学習塾に通う
それぞれ順番に解説します。
ボーダー330点以上を目指す
徳島北高校の普通科を目指す場合は、中学校内で行われる実力テストなどで、5教科330点以上を取れる学力を目指しましょう。
普通科の偏差値は57とされているため、合格点は5科目合計で320〜330点程度と考えられます。しかし、あくまでもボーダーラインであり、330点を取れていても不合格になる可能性は大いに考えられます。
5教科330点は最低ラインと考えて、点数が足りていないのであれば、まずはボーダーラインに乗るように勉強を行いましょう。
確実に合格するために、ボーダーラインを超えた後もより高い点数を取れるように学習を継続することが大切です。
英語に力を入れて対策する
徳島北高校の国際英語科を目指す場合は、中学校内で行われる実力テストなどで、5教科450点以上を取れる学力を目指しましょう。特に英語はしっかりと力を入れた対策が必要です。
国際英語科では、令和5年度から傾斜配点が採用されます。
傾斜配点とは、学科に関連の深い特定科目の配点に一定の倍率をかけ、他の教科よりも比重を重くして差をつける配点方法のことです。
国際英語科の場合であれば、国語、数学、社会、理科が100点であるのに対して、英語は200点と配点比率が高くなっています。
そのため、5教科合計で450点以上の点数を取れていても、英語の成績次第では不合格になる可能性が大いに考えられます。
確実に合格するためにも、合格ボーダーラインに乗るのはもちろんのこと、しっかりと英語対策を学習計画に組み込んで学習を進めていくことが非常に重要です。
過去問を中心に対策する
普通科、国際英語科のどちらを受験する場合でも、過去問に取り組み、例年の問題傾向を確認しておくことは非常に重要です。
過去問に取り組むことで、入試の問題傾向が分かるほか、自分の苦手ポイントや自分の学力レベルが明確になります。
入試の問題傾向を把握しておくと、学習計画を立てるうえで、出題傾向外の問題に無駄な時間を掛けずに効率良く学習を進められます。
また、苦手ポイントが把握できることで、集中して課題を対策できるでしょう。
徳島北高校の進学実績が多い学習塾に通う
徳島北高校は、普通科、国際英語科ともに優秀な生徒が集まるため、高い学力レベルが求められます。徳島北高校への入学を希望する方の中でも、学力面での不安を感じている方も多いのではないでしょうか。
学力面での不安を解消したいと考えているのであれば、学習塾に通い効率の良い勉強を行い、偏差値を上げていくことを推奨します。
四国進学会では、長い年月をかけて徳島県下の高校入試の研究を行い、膨大なデータベースと、ハイレベルな講師陣によって、学生の志望校合格を全力でサポートします。
徳島北高校はもちろんのこと、その他難関校である徳島市立高校の理数科や城東高校への多数の合格実績があるため、入塾いただければ幅広い高校受験の選択肢を手に入れられるでしょう。
徳島北高校合格への最短コースを求めている場合は、ぜひ四国進学会へご相談ください。
まとめ
本記事では、徳島北高校の概要や合格するためにやるべき対策を網羅的に解説してきました。
徳島北高校は、普通科を中心に優秀な学生が揃っており、大学進学実績も非常に豊富です。また、学業だけでなく部活動や各種行事も活発に行われています。
生徒の自主性を重んじているため、主体的に活動して、学業、部活動、イベントに積極的に取り組んでいくことで、充実した高校生活を送れるでしょう。
ぜひ本記事を参考に、徳島北高校に合格し、充実した高校生活を送れるように受験勉強を進めてみてはいかがでしょうか。